「健康のために、毎日欠かさず1万歩あるいています!」 そう笑顔でお話ししてくださるお客様、実はたくさんいらっしゃいます。
ですが、その一方でこんなお悩みもよく耳にします。
「こんなに歩いているのに、階段がつらい」
「足腰を鍛えているはずなのに、膝や腰が痛むようになってきた」
実は、ここに大きな落とし穴があります。 理学療法士の視点から言わせていただくと、「ただ歩くだけ」では、足腰を鍛えるどころか、逆に身体を痛めてしまう可能性があるのです。
1. 「歩く」は筋トレではなく、あくまで「消費」
まず知っておいていただきたいのは、「歩く」という動作は、今ある筋肉を使う(消費する)動作であって、筋肉を育てる(筋力アップ)ための刺激としては不十分なことが多いという点です。
特に、以下のような歩き方になっていませんか?
- トボトボと小股で歩いている
- 膝を曲げたままペタペタ歩いている
- 背中が丸まった状態で歩いている
これでは、使うべき「お尻」や「お腹の奥」の筋肉がサボり、特定の関節(膝や腰)だけに負担が集中してしまいます。
2. 「悪いクセ」で1万回、身体を痛めていませんか?
ここが一番怖いポイントです。 1万歩あるくということは、その歩き方の「クセ」を1万回繰り返すということです。
- 骨盤がゆがんだまま歩く = 1万回、腰をねじり続ける
- 足首が硬いまま歩く = 1万回、膝に衝撃を与え続ける
もしあなたの姿勢が崩れていたら、1万歩あるくことは「健康作り」ではなく、「痛みを作る作業」になってしまっているかもしれません。歩けば歩くほど足腰が弱くなったように感じるのは、身体が悲鳴を上げているサインなのです。
3. 大切なのは「量」より「質」と「土台」
「じゃあ、歩いても意味がないの?」というと、そんなことはありません。 大切なのは、歩く前に「正しく歩ける身体の土台」を作ることです。
いつでもリハビリ甘木では、以下のステップであなたの「歩き」を変えていきます。
- 関節の可動域を広げる: まずは大きく一歩を踏み出せる関節の柔らかさを取り戻します。
- サボっている筋肉を呼び起こす: 骨盤を立て、お尻やお腹に力が入る状態にします。
- 質の高い歩行へ: 正しい姿勢で歩くことで、初めて「歩く」ことが筋力維持につながります。
結び
せっかくのあなたの素晴らしい努力を、最高の成果に繋げてほしい。 だからこそ、「ただ歩く」ことから卒業して、「正しく動ける身体で歩く」ことにシフトしてみませんか?
「最近、歩くのが億劫になってきた」 「頑張っているのに成果が出ない」
そんな方は、ぜひ一度、理学療法士の私にあなたの歩きを見せてください。 10年後も自分の足でどこへでも行ける身体を、一緒に作っていきましょう!
