地元新聞(朝倉・うきは・田主丸版)8月号にて掲載していただきました「ひざ痛の治療」に関してご紹介します!
リハビリ専門国家資格のひとつである『理学療法士』が実際にひざを治療する際の進め方について、一例をご紹介します。
ひざ痛は、以下の3つの痛み方に大別されます。
①ひざに損傷はないが、痛むとき
②ひざにケガをして痛みがひかないとき
③ひざが変形して痛むとき
どの場合も最初のリハビリ治療には、共通した方法があります。
それは「関節機能障害」の治療です。この方法が第一選択肢になります。
まず、実際に痛みのある「ひざ」に行い、次に背骨や肋骨の関節に行います。これは、背骨や肋骨、股関節など、ひざ以外の部位から痛みに繋がっていることが多いためです。この方法でおおよそ「痛み」はひきますが、炎症があると3か月程度は影響があるといわれます。
また、「ひざが固く曲がりや伸ばしに制限がある」ときは、柔らかくするための痛みを伴わないリハビリ治療を行います。
「ひざがだるい」などの症状が残れば、神経・筋・感覚再教育という特殊なリハビリで筋力を強くします。
リハビリ専門職である理学療法士は、
確認→治療→確認を繰り返しながら、改善を目指します。
これは、日頃病気やケガのある方を対象にリハビリ治療を行っているため、安全で効果的な医療を提供する国家資格ならではの特徴だといえます。
近年、理学療法士の活躍の場は、『病気やケガの予防』といった場面でも期待されておりますので、
安全で効果的な予防の取り組みは、理学療法士にお尋ねください。